【中性脂肪を下げるサプリ】アサヒのディアナチュラは効果なし?話題の「EPA&DHA」を飲むべきか検証してみた

アサヒのサプリ「ディアナチュラ」
見習い君
はぁ〜 中性脂肪値が気になる……。

先生、中性脂肪サプリを飲んでみようかと検討しているのですが、「アサヒのディアナチュラ」が気になってます。

実際のところどうなのでしょうか?

サプリ先生
ディアナチュラはCMでも頻繁に見かけますし、非常に人気商品ですからね。

値段も安いですし、気になるのも無理はありません。

そんなディアナチュラから、中性脂肪に特化した商品もいくつか販売されています。

主要成分であるEPA・DHAの配合量も申し分ありませんから、気軽に始めたい人にとっては「あり」と言えるサプリです。

ですが、効果を期待する場合、決して「おすすめ」できる商品ではありません。

このページでは、ディアナチュラから販売されている中性脂肪サプリを詳しくチェックしつつ、「なぜおすすめできないのか」の理由を、順を追って解説していきます。

まずは、ディアナチュラから販売されている中性脂肪サプリに、どのような種類があるのかを見ていきましょう。

ディアナチュラの中性脂肪サプリは全部で5種類。ただ、使えるものは2つのみ

皆さんご存知のように、ディアナチュラからは、さまざまな種類のサプリが販売されています。

筆者が近所のドラッグストアで改めて確認したところ、ざっと70種類はありそうです。

アサヒのサプリ「ディアナチュラ」

そんなディアナチュラの中で、中性脂肪に効果があるとされるサプリは全部で5種類存在します。

EPA・DHAが配合されたディアナチュラは全部で5種類

ただ、これらの中で、「あり」なのは下記の2つのみです。

  • EPA×DHA+ナットウキナーゼ
  • EPA&DHA [機能性表示食品]
見習い君
なかなか手厳しいですねえ。
サプリ先生
中性脂肪を下げるサプリには、絶対に譲れないポイントがあるんです。

それは、「EPA・DHAの含有量がおおむね500mg以上あるかどうか」です。

見習い君
かなり具体的ですね。

ちなみにEPA・DHAとは、血液をサラサラにする効果が有名な成分ですよね。

サプリ先生
よくご存知ですね。

中性脂肪を下げるには、これら2つの成分は必要不可欠です。

そして、「摂取量500mg」の理由は以下の2つです。

摂取量500mgの理由
  1. 厚生労働省が推奨しているEPA・DHAの摂取量が、1日あたり1,000mgであること。
  2. 30〜60代の成人男性が、1日の食事から摂取できるEPA・DHAの平均値が528mgであること。

(上記の数値はともに、厚生労働省 「日本人の食事摂取基準」(2010年版)より引用)

見習い君
なるほど、食事だけだと毎日500mg程度が不足しているから、その分をサプリで補うってことですね。
サプリ先生
そうですね。

まずは、厚生労働省が推奨する1000mgを摂り続けることが、中性脂肪を下げるための第一歩と考えてください。

そして、この量をクリアするには、多忙な現代人の食生活では不足しているということです。

サプリからも積極的に摂る必要があるということですね。

ただ、この500mg以上を配合したサプリは意外と少ないです。

コンビニやドラッグストアで購入できるサプリは安価な商品が多く、ほとんどの商品がこの目標値を超えていないというのは知っておいてください。

それでは、次の項では必須条件をクリアした2つの商品を比較してみましょう。

比較して優れているのは「EPA&DHA [機能性表示食品]」

先ほど挙げた2つのサプリを比べると、より優れているのは「EPA&DHA [機能性表示食品]」です。

なぜなら、EPA・DHAの含有量が目標量に対して十分な上に、「機能性表示食品」として、中性脂肪を下げる作用が報告されている商品だからです。

機能性表示食品とは?

機能性表示食品とは、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を商品パッケージに表示するものとして、消費者庁に届けられた食品のこと。

(消費者庁 「機能性表示食品に関する情報」より引用)

見習い君
機能性表示食品、なんだかわかったようなわからないような。
サプリ先生
確かに表現が少し曖昧ですよね。

ひらたくいえば、「中性脂肪を下げる科学的根拠がありますよ」ということですが、過信は禁物です。

根拠の程度も不明ですし、あくまでも事業者が独自で行っている調査です。

効果を証明するわけでは決してありません。

とはいえ、EPA・DHAの含有量は満たしていますし、もしディアナチュラから中性脂肪を下げるサプリを選ぶとすれば、「EPA&DHA [機能性表示食品]」が良いと言えるでしょう。

EPA&DHA [機能性表示食品]

 

見習い君
ふむふむ。少し煮え切らない感じもしますが、早速買いに行っ…
サプリ先生
ちょっと待ってください!

先ほども言いましたが、この「EPA&DHA [機能性表示食品]」は決して万全ではありません。

次の項では、このサプリの詳しい成分を確認しつつ、ディアナチュラのメリット・デメリットを見ていきましょう。

ディアナチュラのメリット・デメリット

サプリ先生
それでは早速ディアナチュラのメリット・デメリットを見ていきましょう。

ポイントとしては下記となります。

  • メリットは、「安いにも関わらず品質管理が徹底されている」
  • デメリットは、「安さを追求するあまり効果面が犠牲になっている」

どうせサプリを飲むなら効果面は重要視したいですよね。

そのあたりがどうなっているのか、詳しく見ていきましょう。

メリットは「安いにもかかわらず、徹底された品質管理」

ディアナチュラのメリットは、とても安い価格設定にもかかわらず、大手メーカーの強みを生かした、非常に優れた品質管理がなされている点です。

なぜなら、全てのサプリは、GMP認定を受けた国内自社工場で、徹底された厳しい検査基準のもと製造されているからです。

GPM認定工場とは?

GMPはGood Manufacturing Practiceの略で、原材料の受け入れから製造、出荷にいたるまで、製品が「安全・高品質」が保たれるように定められた規則とシステムのことです。

GMP認定工場はGMPに認定された工事ですから、一言でいうと、製造・品質面において、非常に高いクオリティを持つことが証明されている工場ということです。

筆者は今回の調査をするにあたり、ディアナチュラの品質管理について、かなり細部まで調査をしましたが、品質面は高いです。

特に最終工程での、全てのサプリを人間の目でチェックしているという点はとても好印象です。

この製造過程は、ディアナチュラのHPにも詳しく掲載されています。

これは、製造元であるアサヒグループ食品の、品質管理における自信の現れなのは間違いありません。

デメリットは安さを追求するあまり、効果面が犠牲になっている

ディアナチュラは、安いにも関わらず、とても優れた品質管理がなされているとお伝えしました。

ですが、安さを追求するあまり、サプリの効果面が犠牲になっているのは間違いありません。

効果を犠牲にしてでも、金額を抑えないといけない理由があるからです。

その理由は、ディアナチュラの購入層にあります。

見習い君
こうにゅうそう??
サプリ先生
難しく考えないで下さいね。

ディアナチュラのメインターゲットは30~40代の女性です。

そして、ディアナチュラは、そんな人たちにドラックストアで気軽に買ってもらいたい商品なんです。

見習い君
あ〜なるほど。

気軽に買ってもらうためには、あまり値段は高くしたくないということですね!

それで効果が犠牲になってるってことか。

サプリ先生
その通りです。

それでは、安さを追求したサプリには、どういう成分が配合されているかを見てみましょう。

例として、筆者がオススメするきなりと見比べてみます。

 EPA&DHA
[機能性表示食品]
きなり
価格30日分 / 1,622円30日分 / 4,094円
1日あたり54円126円
成分EPA含有精製魚油、ゼラチン、グリセリン、酸化防止剤(ビタミンE)


DHA・EPA含有精製魚油ビタミンE含有植物油(大豆由来)、粉末水飴、クリルオイル、納豆菌培養エキス、ゼラチン、グリセリン、ミツロウ、オレンジ香料、ビタミンB1、ビタミンB2、クエン酸、ビタミンB6

ご覧のように、金額には大きな差があります。

ですが、配合されている成分にも、大きな差があるのがお分かりいただけるかと思います。

サプリ先生
「EPA&DHA [機能性表示食品]」は、 EPA・DHA以外は全て添加物のようですね。

次の項では今一度成分を見比べつつ、筆者オススメのサプリをご紹介したいと思います。

【結論】効果を期待するなら「きなり」or「さかな暮らしダブル」!

ますは結論からお伝えします。

効果を期待するなら「きなり」もしくは「さかな暮らしダブル」がオススメです。

なぜなら、これらの商品は、「安さ」よりも「効果」を追求して作られたサプリだからです。

改めて成分表を見てみましょう。

※赤字が特別成分、青字が栄養素です。

 EPA&DHA
[機能性表示食品]
きなりさかな暮らしダブル
価格30日分 / 1,622円30粒 / 4094円30粒 / 2,722円
1日あたり54円126円84円
成分一覧EPA含有精製魚油、ゼラチン、グリセリン、酸化防止剤(ビタミンE)DHA・EPA含有精製魚油ビタミンE含有植物油(大豆由来)、粉末水飴、クリルオイル、納豆菌培養エキス、ゼラチン、グリセリン、ミツロウ、オレンジ香料、ビタミンB1、ビタミンB2、クエン酸、ビタミンB6動物油脂(魚油)クリルオイル(オキアミ抽出物)、コラーゲンペプチド/ゼラチン、グリセリン、L-グルタミン酸、クエン酸
特別成分-・クリルオイル
(アスタキサンチン)

・ナットウキナーゼ
・DPA
・クリルオイル
(アスタキサンチン)
サプリ先生
この中で、特に注目すべき成分が「クリルオイル 」です。

クリルオイルとは、南極に生息するオキアミから抽出されるオイルです。

体にとって非常に浸透性の高い、高品質のEPA・DHAを含有しています。

そして、最も重要な点として、アスタキサンチンという成分が含まれていることがあげられます。

見習い君
アスタキサンチン?
サプリ先生
このアスタキサンチン、抗酸化作用に非常に優れており、その効果はなんと、ビタミンEの1,000倍と言われています。

EPA・DHAは、もともと非常に酸化しやすい弱点を持っているため、このアスタキサンチンとはとても相性が良いのです。

EPA・DHAと酸化問題

EPA・DHAが酸化してしまうと、本来の効果が出なくなるばかりか、逆に体にとって害が生じる可能性があります。

その原因は、酸化の過程で作られる「過酸化脂質」です。

この物質を摂取し続けると、がんになる可能性も指摘されている厄介な物質です。

このように、EPA・DHAが酸化することはデメリットしかありません。

そのため、酸化対策には各社こぞって力を入れています。

アスタキサンチンは、これらの弱点を補う最重要成分と言えるでしょう。

中性脂肪を下げるサプリは、長い期間飲み続ける必要があるため、「効果面」「安全面」は絶対に妥協すべきではありません。

飲むからには、効果を実感したいとお考えのあなたには、「きなり」もしくは「さかな暮らしダブル」がオススメです。

まとめ

ディアナチュラのサプリについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ディアナチュラは徹底した品質管理がほどこされているため、非常に高品質な商品であることに疑いの余地はありません。

ただ、同時に安さも追求しているため、効果面で犠牲を強いられていることも、また事実です。

中性脂肪を下げたいとお考えの方は、抗酸化作用に優れた「クリルオイル 」が配合されたサプリを選ぶようにしてください。

「きなり」「さかな暮らしダブル」には、クリルオイルの他にもたくさんの有効成分が配合されているため、特にオススメです。

皆さまが健康生活をエンジョイできることを心より願っています。